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2009/10/8 2030年の経済 - 朝日新聞 「窓」 から
リーマン・ショック以来の世界経済危機で何かと引き合いに出される経済学者といえば、 ケインズ。政府による需要創出の意義を理論化した人物として復活を遂げた。 次に不況脱出の成長戦略の鍵は技術革新が握るということで、シュンペーターも 人後に落ちない。 ケインズの主著「雇用・利子および貨幣の一般理論」とシュンペーターの「経済発展の 理論」を翻訳した一橋大名誉教授の塩野谷祐一さん(77)に2人の今日的な意味を 尋ねた。返ってきたのは、意表をつく答えだった。
「経済は世の中の一側面でしかなく、人間が追及すべき価値も、感心を持つ領域も はるかに広がった。産業革命が起きてから250年の経済発展の時代が過ぎた。 そろそろ、人間は経済の次の目標を見いだす時代に入るだろう、と2人ともいうんじゃないかな」 ケインズは1930年に「100年後には経済問題は克服され、経済学者の仕事は歯医者と同じ ようになる」と書いた。シュンペーターは資本主義は成功故に衰退すると「資本主義・社会主義・ 民主主義」で予言した。世の中で最も創造的で魅力的な人たちの活動の主舞台が経済から 別の領域に移る、とも。
塩野谷さんはこうも言った。「正義、卓越、徳という価値が大事になり、人々がそれらの 資質を高めるために資源を有効に使うことが課題になる。長い目で見れば、今がそういう 時代への転機だ、というだろう」(川戸和史)
この窓の記事は絶対に残しておきたかった。塩野谷先生の未来への見方には 納得させられた。 引用通告引用此项的网络日志
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